◆可部線の駅
意外に歴史は古く、明治39年に設立された軽便鉄道の会社までさかのぼります。国有鉄道化されたのは昭和11年。可部から先、廃止されてしまった非電化区間は国鉄以降の開業ですが、横川から可部までの現存する電化区間の各駅周辺は、賑やかになったものの、依然「私鉄」の雰囲気を色濃く残しています。
廃止された非電化区間
廃止された、と言うよりも、工事が再開されなかった、と言った方が良いかも知れません。島根県の浜田を目指し、昭和44年に三段峡駅まで開業したものの、昭和54年に「国鉄経営再建促進特別措置法案」にて廃止計画が浮上、JR移行後もなんとか生き長らえたものの、平成11年の鉄道事業法の改正(営業路線の廃止が認可制から届出制へ)により、平成14年に廃止が正式決定しました。それまで、試験増便や時刻修正等で、利用客の増加を模索してきたものの、時すでに遅しなのか、一向に利用客はのびる気配を見せず。その反対側で「廃止反対運動」だけは多数展開されました。途中、河戸駅までの電化も模索されたようですがそれさえもままならず、「第三セクター鉄道」という選択肢も、県も、市も、地元も(ついでにいうとカープも)貧乏な広島。それさえも断念、2003年11月30日をもって廃止されました。浜田まで開業していれば・・・・という思いも残りますが、「利用できるダイヤにしなかったJR西日本が悪い」のか、「なんとか残そうと利用しようとしなかった地元が悪い」のか、第三者の私には知る由もありません。いずれにしろ、数少ないながらも乗車したことのある路線が廃止されるのは寂しいものです。